アストラルリーフ革命チェンジその3 VSジョーカーズ(カバレージ)

 殿堂というシステムがある。あまりにも強すぎるカードゆえに、通常4枚までデッキに入れることができるカードに制限をかけざるを得ない。一枚だけ入れることが許された殿堂カードが弱いはずはない。

 デュエル・マスターズの最強のクリーチャーとは何か、という不毛な問いに対し、おそらく無双竜機ボルバルザークやボルメテウス・サファイア・ドラゴンとともに真っ先に挙げられるであろう1枚、アストラルリーフ。

 2マナで召還酔いしないパワー4000クリというだけでも脅威の存在なのに、さらに手札アドバンテージ3枚という脅威のコスパ。1マナのマリンフラワーとともに4積みされているころ、理不尽なまでの強力さでメタゲームの中心に居座り続けた。

 そのアストラルリーフを使いまわす手段が生まれた。革命チェンジ。そのギミックを生かしたデッキが現在の環境デッキとどれだけ渡り合うことができるか。

 対するデッキはデュエマグランプリ4thで決勝に登りつめたジョーカーズ。最新のギミックとシナジーで迎え撃つ。

Game 1

 じゃんけんで先手はジョーカーズ。1ターン目にジョジョジョ・ジョーカーズをプレイしたいところだが手札になく相手ターンへ。対するアストラルリーフはT・アナーゴをマナチャージし、1マナでT・アナーゴを召還。

 続く2ターン目にジョーカーズはヤッタレマンを召喚すると、ゼロの裏技ニヤリー・ゲットをプレイし、ジョジョジョ・ジョーカーズ、ワッショイ万太郎と手札に入れるが、三枚目はゼロの裏技ニヤリー・ゲット。山札一番下に送る。

 アストラルリーフは2ターン目にエメラルを召還。盾にベイビーバースを仕込む。本来であればザンヴァッカを仕込みたいところだった。

 パーリ騎士を召還し、1マナを墓地からブーストすると、残り2マナでヤッタレマン効果を使って洗脳センノーを召還。革命チェンジや侵略をかわすためのキーカードだ。

 返しでアストラルリーフはエンペラーティナをT・アナーゴ進化元に召還。エメラルでシールド1枚目をブレイク。手札に【問一】テック↑(アップ)があるので、本来であればエメラルを革命チェンジで回収し、次のターンも別のトリガーを仕込みたいところだが、洗脳センノーはそれを許さない。

 相手のマナはすでに4枚、次のターンでマナチャージで5枚となる。ジョーカーズの怖いところは、戦慄のプレリュードを使って5コスト軽減でジョリー・ザ・ジョニーや超特Qダンガンオーが出てくるところ。ここはエンペラーティナも打点として使える場面だったが、あえてブロッカーとして残しておくことにした。

 互いに最速に近い動きをみせたこのゲームだが、革命チェンジを封じられている分ジョーカーズが有利に思えた。ここでさらに先手後手の差が出る。ジョーカーズは戦慄のプレリュードからジョリー・ザ・ジョニーを召喚。

 ジョリー・ザ・ジョニーで2枚ブレイク時にエメラルとエンペラーティナを破壊。ところが、ブレイクした盾二枚は両方ともS・トリガー。ザンヴァッカをタップして場に出し、ベイビーバースでマリンフラワーをタダ出しする。ジョーカーズ側のターンなので洗脳センノーの効果が使えない。ザンヴァッカのパワー5000を超えるアタッカーがいないので、仕方なくターンを渡す。

 トップでアストラルリーフを引くと、マリンフラワーを進化元に召還。三枚のドローでさらにマリンフラワーかT・アナーゴを引ければというところだったが、引けなかったところで明暗が分かれた。ザンヴァッカとアストラルリーフで1枚ずつブレイク、ジョーカーズ側のシールドを残り2枚まで追い込んだ。

 ジョーカーズはここからの展開力がすごい。G0でゼロの裏技ニヤリー・ゲットをプレイし、ヤッタレマン、ワッショイ万太郎、戦慄のプレリュードを手札に。2体目のヤッタレマン、2体目の洗脳センノーを召還し、ワッショイ万太郎2体をその上にNEO進化。召還酔いしないパワー7000のW・ブレイカーを2体追加で並べることに成功する。

 アストラルリーフ側になすすべはなく、ザンヴァッカをジョリー・ザ・ジョニーで破壊されると、ワッショイ万太郎でシールドを2枚割られる。革命船長リーフが2体トリガーするが、アンタップしているクリがいないため、ブロッカーとしては機能できないが、6枚のドローに成功(革命2効果)。

 さらにパーリ騎士で最後のシールドを割られ、ベイビーバーストリガーからグネスパルキューラをタダ出しし、相手1体をタップできたが、ジョーカーズ側はまだ打点が3つある。ダイレクトアタックを決められてアストラルリーフ側が負けた。

ジョーカーズ 1-0 アストラルリーフ

 ジョーカーズの展開力の源泉はヤッタレマン。自身が2コストの軽量無色クリーチャーであるがゆえに、ゼロの裏技ニヤリー・ゲットで最大3枚のドローが早い時期に可能になる。2体目、3体目のヤッタレマンが展開されてしまえば、あとはゾロゾロ並べられてしまう。圧倒的フィニッシャーであるジョリー・ザ・ジョニーも戦慄のプレリュードなしで簡単に出せてしまえる。ワッショイ万太郎も1マナで次々と出される。

 そんな展開力に負けたゲームだと言える。

Game 2

 互いに最速に近い展開だったが、先手後手の差で届かなかったアストラルリーフ。続くGame 2は先手でゲームがスタートする。

まずはペロリ・ハットをマナチャージ。ジョーカーズ側は1ターン目のアクションはなかった。2ターン目にマリンフラワーを召還。手中にあるアストラルリーフが回りだす準備は整った。

 ここでジョーカーズ側に事故がおきる。2ターン目に出したいヤッタレマンが全く手札に回ってこない。

 アストラルリーフ側の後手2ターン目。アストラルリーフをマリンフラワーを進化元に召還。3枚のドローは【問一】テック↑(アップ)、タイム3シド12、ベイビーバース。洗脳センノーがないので、アストラルリーフで攻撃時にタイム3シド12に革命チェンジ。再度アストラルリーフを手札にする。

 ジョーカーズは洗脳センノーを召還し、G0でゼロの裏技ニヤリー・ゲットをプレイ。パーリ騎士、パーリ騎士、ヤッタレマンを手札に加える。

 洗脳センノーを出されたので、除去しない限り革命チェンジはもう使えない。手札に戻したマリンフラワーとアストラルリーフを召還。3枚のドローは革命船長リーフ、T・アナーゴ、タイム3シド12。ここで余った1マナでT・アナーゴを召還。タイム3シド12とアストラルリーフで2枚のシールドをブレイク。ここまでトリガーは踏んでいない。

 返しのターン、ジョーカーズの展開力が発揮される。2マナでヤッタレマン、1マナでヤッタレマン2体目、1マナでパーリ騎士、墓地から1マナブーストし、その1マナでさらにパーリ騎士。洗脳センノーと合わせて5体の打点をそろえて、相手にターンを渡す。

 ドローで引いたザンヴァッカを埋めるべく、4マナでベイビーバースを手打ちし、山札からエメラルをタダ出ししたいのだが、この動きも洗脳センノーによって封じられている。しかたなくタイム3シド12とアストラルリーフで残る2枚のシールドをブレイク。

 シールドがなくなったジョーカーズ側に最後のチャンスがめぐってくる。マナチャージして6マナ。3マナで戦慄のプレリュードをプレイ、1マナでジョリーザジョニー、1マナでパーリ騎士、1マナブーストして1マナでワッショイ万太郎をパーリ騎士を進化元にNEO進化で召還、最後の1マナでワッショイ万太郎をもう一枚パーリ騎士に乗せた。

 これで前ターンの5打点(うち1打点はワッショイ万太郎が乗って2打点になり6打点)と今回のたーんのスピアタで4打点、合計7体10打点ある。

 ジョリー・ザ・ジョニーで2枚ブレイク時にタイム3シド12とアストラルリーフを破壊。シド12の効果でワッショイ万太郎と洗脳センノーをタップ、ワッショイ万太郎でW・ブレイク。ここで、革命船長リーフとベイビーバースがトリガーする。

 革命船長リーフをT・アナーゴに乗せて3枚ドロー、すかさず山札からエメラルを召還、盾にザンヴァッカを仕込む。パーリ騎士で最後のシールドをブレイクするが、当然のごとくザンヴァッカがタップして場に出てくる。ここでザンヴァッカ以上のパワーを持つクリーチャーが不在のため、しかたなくターンを明け渡した。
 
 盾がない状態でジョーカーズである以上革命ゼロトリガーの可能性はかなり薄い。大量に引いた手札で、マリンフラワー、エンペラーティナ、T・アナーゴ、革命船長リーフと召喚し、ダイレクトアタック。見事な逆転劇でアストラルリーフが競り勝った。

ジョーカーズ 1-1 アストラルリーフ

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